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AWS SAP合格体験記

· 約7分
片所 宏介

こんにちは。サービス開発部技術基盤部門のSREエンジニアの片所です。

今回は私が2024年の10月末にAWS SAP(AWS Certified Solutions Architect - Professional)に合格しましたので、 合格までの学習方法や試験を終えての所感について書きたいと思います。

certification

受験前のステータス

  • 今回が初受験になります。
  • AWSの業務経験は3年ほど。しかし、今年の3月までオンプレ:AWS=7:3ぐらいの割合で業務していたので、深く触るようになったのは7ヶ月程度。
  • AWS SAA(AWS Certified Solutions Architect - Associate)取得済み。ただし、ちょうど3年ほど前。

学習期間

勉強期間は7月末~10月末の約3ヶ月間です。

利用した教材

  • Udemy
  • AWS Skill Builder
  • 参考書(AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル)

勉強方法

  • 3年ぶりというのと、AWSに触る機会が最近増えてきたので、基礎から見直す意味で長めに勉強しました。
  • 最初の2ヶ月くらいまでは、参考書の読み込みとノートまとめを行いました。
  • 残り1ヶ月くらいは、ひたすらUdemyとSkill Builderの模擬問題を解いていました。
  • 間違えた問題は、答えと解説をノートに書き写し、キーワードを赤字で書いて見直した時に目に入りやすいようにしました。
  • 自分が間違えた選択肢は、青字で記載して次は間違えないようにしました。

*使ったノート

note

試験当日

試験当日は私はテストセンターで受験しました。 13:00ごろから受験を開始し、90から100分ほどで1周終わった後に、もう一度最初から見直しを行いました。 見直しに40から50分ほど時間を使ったので、実際に問題を解いた時間は150分ほどだと思います。

問題を解きながら、「あ、ここ模擬問題でやったやつだ」と思う問題が何問かありました。 内容が全く同じということではありませんが、体感として4~5割ぐらいの問題がそのように感じました。 UdemyとSkill Builderの問題をひたすら解いた成果が出ていました。

結果は当日の19:30頃にメールで来ました。思ったより早かったです。 「Congratulations on passing your AWS Certification exam!」 という件名のメールを見て、思わずガッツポーズしました。 7割は何とか取れたかな、というような微妙な手応えだったのですが、 8割ほどの点数だったので、とても嬉しく、また安心しました。

勉強して感じたこと

AWS SAPの受験を終えて、勉強期間中大変だったことや模擬問題を解く中で思っていたことを列挙したいと思います!

  • 最初に模擬問題を行った時は半分も解けなかったです。
  • 徐々に感覚を掴んでいき、試験1週間前に模擬試験でようやく合格ラインに乗れました。
  • 苦手な分野が見えてくるので、それに対して自分なりにどうアプローチするかが大事だと感じました。
  • 知識があればあまり悩まずに解ける問題もありました。(このキーワードがきたらこれだ!みたいな)
  • 模擬問題を解きまくるのが一番の合格への近道だと感じました。

試験を終えての所感

最後に、IT資格でのあるあるとして、「この資格で得た知識って、業務であまり使わないな」と感じることも多いかと思います。 たしかに、大企業向けの設計やオンプレからの移行など、業務では使わないな、というような問題も多かったです。 しかし、セキュリティの運用やコンテナの構築・運用、DR環境の構築など、実務に活用できそうな問題も多く、今まで受けた試験で一番実用的だと感じました。

取得が難しい資格ですが、業務でAWSに関わる人にとって、AWS SAPはスキルの証明になるだけでなく、 業務知識やノウハウも学ぶことができる、非常に役に立つ資格だと思います! ご興味のある方は、ぜひこのブログなども参考に、資格取得に挑戦してみてください!